ビタミンAの過剰摂取

ビタミンAを体の中に貯蔵する場所として肝臓があります。


鰻は筋肉にも蓄えますが、人は肝臓だけです。


このビタミンAは目がものを見る時や皮膚の仲間の細胞の異常な発育と機能に欠かせないビタミンです。


しかし水に溶けないことや、そのままでは血液中を流れられないので、血液の中で特別なタンパク質と結合して目的の場所まで運ばれていきます。


また、いつも多過ぎないよう、少な過ぎないよう、決った疑が流れるようになっています。

タンパク質や脂肪

タンパク質や脂肪でも、あるいは食塩でもこれらが体に必要なことはよくわかっていますが、あまりに取りすぎれば健康に悪影響を及ぼすこともよく知られています。


ビタミンEも似たようなもので、薬局で買える範囲の含冠のものを毎日指定通り飲んでいれば過剰症にはなりません。


この点が他の脂溶性ビタミンと違います。


上に示す表にすべてのビタミンの安全な摂取疑の範囲を示しておきます。


これは前に述べた栄養所要日戚を基準にしてその疑の何倍までは安全かという表現で安全性を示してあります。


この表でわかるように最も安全な摂取冠の範囲が狭いビタミンはビタミンAとDということになります。


いずれも十倍が上限になっています。

水溶性のビタミン

水溶性のビタミンの中でビタミン残を除くと、過剰摂取の問題は少ないようです。


水溶性ビタミンに比べると、脂溶性ビタミンは油に溶けているために、体に残りやすい性質を持っています。


しかし、四つの脂溶性ビタミンでそれぞれ性質が違いますので、すべてを一緒にするのはよくありません。


昔から過剰症が問題にされたのはビタミンAとDです。


ビタミンKも薬剤として取るのには医師の処方箋が必要です。


それは過剰の摂取で問題が起きるかも知れないからです。


ビタミンEだけは脂溶性ビタミンにも拘らず、過剰摂取の害が問題にされることはまずありません。

ビタミンK

ビタミンKと骨の石灰化の関係は最近わかり始めたばかりです。


三題噺ではありませんが、カルシウム、ビタミンD、ビタミンKこの三つの密接な関係がなるべく早く解明されるのを期待したいものです。


骨粗霧症の治療には、活性型ビタミンDの仲間の薬剤の一つが有効であることがわかって使われていますが、ビタミンKの多い、納豆やチーズのように微生物で発酵させた食品や緑葉野菜の摂取も有効です。


しかし、男性に比べて女性でなぜ骨粗影松症が多いのかは、女性ホルモンが関係するにしてもはっきりとは解明されていません。しかしエキナセアを摂取するなどの手段はあります。


なお最近、次第々々に増えてきている慢性腎疾患の透析患者でも、活性型ビタミンD欠乏による骨軟化症が起きるため、予防の目的でこの活性型ビタミンD製剤が使われています。

おーえるさん その7

ただでさえ「秘書好き」の男性は多いはずなのに、彼女には単なる秘書を超えた複合的な色気があるとなれば、これはちょっとした通好みのお眼鏡にかなうんじゃないか、と勝手に想像すればするほど、そういう気配がまるでないことがいよいよ不思議です。


すごく親しいというわけでもなかったので、そのへんのことをぶしつけに聞いたりするのも気が引け、疑問は疑問の妻ついに解決することはなかったが、フファの出世Lが横行するような環境に何年も身を置いていて、しかもあのミニスカート姿なのだから、少なくともお誘いがまったくなかったとは考えにくい。


願わくは、ソファ常連の息子などとケチくさいことをいわず、せっかくならば大物狙いで直属の上司である社長さんとでも・・・と、そんなはしたない空想をする私を―とりわけ、もしそれが根も葉もないことであったのなら―どうぞまた、けたけたと明るく笑ってお許しください。

おーえるさん その6

さらに食い下がって「イースターのお休みは?」と聞けば「パラシュートの集中レッスンを少し受けて、その後はテニス」ー「じゃあ何、あなたの彼はスポーツってことですか」と思わず聞きそうになってしまったくらいです。


それなりにチャーミングで、にもかかわらず男の気配をまったく感じさせない女をみると、じゃあきっとレズなのかな、とわりに短絡的に想像する癖のある私ではあるが、アンナに関してはどうもそうでもなさそうな気がしました。


何といっても彼女にはとても健全な秘書的色気がむんむんと漂っています。


そして、そうかと思えばオレンジ色のジャンプスーツで男に混じって紅一点のパラシュート。


秘書的色気と命がけのスポーツウーマン。


その「二つの顔」の間のギャップは、女の私ですらぞくぞくするほどの危なさを感じさせるものがあります。

おーえるさん その5

ところであんなに可愛くていい子のアンナにどうも男の影がないことが私には不思議でたまらなかったのです。


週末といえばほとんど欠かさずパラシュートに明け暮れ、長い夏の休みはどうしてたと聞けば、「半分は両親の所有する田舎の家で過ごし、残りの半分は既に結婚して子供もいる親友の家族と一緒にモロッコへ行って来た」というようなことをいう。


それなら冬の休暇は、としつこくたたみかければ、「兄夫婦と一緒にスキーに行っていた」と、これまたつれない。


何でも子供の頃、親の仕事の都合でグルノーブルに何年か住んでいたことがあったが、その時期にスキーをうんと練習したとかで、どうやらかなりの腕前ではあるらしい。


なるほど。


パラシュート姿を見ている私には容易に信じられることです。

おーえるさん その4

「真面目で頭よさそうな社長さんなのに、そんな息子に会社を継がせることに危機感を抱いたりしないのかしら」と私が尋ねたら、彼女は絶望のため息をついていったものです。


「結局親っていうのはね、みんな親馬鹿なのよ。


あんなに自分にも他人にも厳しい人なのに、こと自分の息子となるとね、それはそれは甘いのよ。


目が眩んじゃうのねえ」その彼女が太鼓判を押してアンナを褒めるのです。


「彼女は仕事もできるし、いい子よお」そうかあ、アンナはいい子なのか・・・。


とりあえずは彼女のアンナ評を信用して、そうして私は誘われるまま、パラシュートの見学にも出かけ、その晩は同じブルターニュにある彼女の友人の別荘に泊めてもらったりもして、何だかすっかり好意に甘えてしまったのです。

おーえるさん その3

ソファの出世。


これはつまり、権力のある上司と職場のソファでねんごろになることによって、出世がかなうという意味の表現だが、何でもこの会社では生真面目で勤勉な苦労人の社長に反し、重役を務めるその息子というのが筋金入りの女たらしのぽんぽんで、元モデルの美人妻がありながら社内で何人もの女性部下を、自室のソファに誘い込んでいるというのです。


もちろん「ソファ」を使う上司は彼だけにとどまらず、右で左で上で下で、この会社のソファはかなり有効に使われている、ということだ。


私にその情報を提供してくれた人は、そういう「モラルの欠如」にほとほと嫌気がさして、長年勤めたその会社を結局辞めてしまったのだが、彼女の予言では「あの息子が次期社長になった暁には、これほど発展したE社もあっけなく潰れるだろう」ということです。

おーえるさん その2

そつのない笑顔、いわゆるOL的な服装の趣味(そういうものはフランスでも存在するのである)、対人関係におけるニュートラルな距離感、薄いけれど念入りに施されたメイク、そしてあの鈴の声・・・。


これら秘書職ならではの武器をほぼ完壁に備えたアンナが、たとえばもっとアクの強いキャリアウーマンだったり気難しいアーチストだったり中性的な学校の先生だったりする姿はまるで想像がつきません。


そう、おそらく秘書という仕事は彼女にとっての天職なのです。


それはそうと、彼女の勤務するE社は、内部からの情報によると俗にいう「ソファの出世」というやつがかなり公然と行われているらしいんです。

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